2016年07月25日
鹿児島・知覧ツアー その7
鹿児島市内から約40km、小1時間ほどのドライブで

知覧へやってきました。
最初に向かったのは、知覧特攻平和会館。

勝手に単独の敷地に建物があると思い込んでいたのですが、
役場や体育館と同じ敷地にありました。
体育館では、なにかの試合があっているようで、元気な声が聞こえてきます。
ちょうどこの日(7/18)の午前11時、気象庁から九州から東海にかけての
梅雨明けが宣言されました。
南国の夏本番の強い日差しを浴びながら、建物の中へと急ぎます。
暑さを逃れたい気持ちと、なんとなく二の足を踏みたくなるような
複雑な心境で足を踏み入れました。
展示されている特攻隊員の方々の遺書や遺品、貴重な資料の数々を
丁寧に見ていきます。目の前に現実を突きつけられながら、
どこか遠くの国の出来事のように感じてしまう。
特攻隊員たちは、自らの命を犠牲にして日本の未来を守ろうとしました。
今、わたしは彼らの犠牲のおかげで平和な日本で暮らすことができている。
明日、必ず死ぬ「必死」の覚悟で書かれた遺書を眺めながら、
私自身がこのような遺書を書くことがあるのかと自問することで、
改めて平和の意味を噛み締めるような思いでした。
特攻隊員は、日本の未来を後世の我々に託しました。
我が身を振り返って、忸怩たる思いを感じつつ
これからの日々を過ごしていかなければならないと
強く感じました。
かつて、母が20年ほど前に「一度は知覧に行かな、いかんよ」
と語っていた気持ちが、やっとわかりました。
現在でも、世界中で様々な理由で貴重な命が犠牲となっています。
人類として、日本国民の一人として、平和を願うヒトとして
考えさせられる場所でした。
Posted by MICHI at 11:00│Comments(0)
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