2014年10月12日

落日の鷹

更新が滞っておりますので、最近読んだ本を
ご紹介させていただきます。

電子書籍を読み始めて、3年程になります。

きっかけは、ケータイをスマホにしたことと、
iPadを入手したこと。

以前は、文庫本を好んで読んでましたが、
気がつくと本棚が満杯になって、
その都度、リサイクルに持って行くのが
億劫になってきたことも理由の一つでした。

さて、本の話。

佐賀の歴史については、龍造寺家から鍋島家へ
引き継がれた程度のことしか知りませんでした。

教科書的に歴史を勉強すると、年号と人物が
記号のように羅列して、暗記するだけになります。

折角、佐賀に住んでいるので、もう少しちゃんと
龍造寺家と鍋島家の関係について勉強したいと
おぼろげながらに思っていたところ、
こちらの本に出会いました。

落日の鷹

落日の鷹
著者:滝口康彦
価格:432円
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時代小説を読むことで、私の中で記号化されていた
歴史上の人物の心情が、活き活きと伝わってきました。

佐賀に住んでいることで、見知った地名が出て来ることも
理解を深めるのに一役買いました。

徳川幕府の幕藩体制の下、藩を維持繁栄させて行くことは
とても大変だったのだと改めて感じました。

殿様は、「よきにはからえ」で勤まるものではないのだなと(笑)。

組織に責任のある者としての立場と、個人の思いの乖離。
一対一で対峙した時、勝敗を分けるのは立場ではなく
知力、体力もふくめた人間性なのかな。

もっと自己研鑽を重ねなければいけないなと
思わせてくれる本でした。


読書の楽しみは、紙のページをめくることでもあります。
ページをめくりながら、残りを惜しむように
物語のクライマックスを迎えるのも
読書の醍醐味と思います。

電子書籍は、物語の進行具合が分かりにくいので、
私の場合、慣れるまでに忍耐を強いられました。

読書アプリの使い方がよくわかってなかったことの
影響が大きいと思いますが(汗)。

慣れてしまえば、いつでもどこでも本が読めて、
居ながらにして本が買えます。
本屋の営業時間に関係なく(笑)。


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Posted by MICHI at 11:25│Comments(0)読書
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