2010年08月30日

赤身と白身

昨日、自家製野菜ときれいなお魚の差し入れを頂きました。

魚は、刺身でも食べられるサワラとマグロ。
早速、包丁を研ぎ直して刺身にしました。
赤身と白身

赤身と白身
こちらは自家製夏野菜

ところで、魚には赤身と白身があります。
赤身の魚は、カツオやマグロなど太平洋を回遊するような長い距離を泳ぎ続ける
種類が多いです。
赤身と白身

一方、白身魚はタイやヒラメ、アジなどのように、いわゆる地物と呼ばれる魚です。
赤身と白身

この色の違いは、骨格筋に含まれるミオグロビン量の差を表しています。

ミオグロビンは、ヘモグロビンが運んできた血液中の酸素を骨格筋細胞内に
取り込む役割があります。
骨格筋に取り込まれた酸素は、脂質や糖質を燃やして生命の維持や
運動のためのエネルギーを作り出します。

すなわち、ミオグロビンを多く含む赤身の筋肉は、白身よりも多くの酸素を
利用できるのです。赤身の筋肉は、多くの酸素を利用できるので
疲れにくいのですが、収縮速度が遅いので、遅筋線維と呼ばれます。

白身の筋肉は、利用できる酸素の量が少なくても大きな力を発揮でき、
収縮速度が速いので、速筋線維と呼ばれますが、とても疲れやすいのです。

私たちヒトの骨格筋は、遅筋線維と速筋線維がモザイク状に混在しています。
マラソン選手や短距離選手では、どちらかの割合が極端に多いケースもありますが、
我々一般人では、その割合は平均すれば50:50です。

これらの特徴は、遺伝的に(生まれつき)決まりますが、目的を持った
継続的なトレーニングによって、疲れやすい筋肉を疲れにくくすることが可能となります。

生活習慣病の予防や改善を目的とした、健康づくりのための運動では、大きな力や
瞬発力を高めるよりも、持久力を高め疲れにくい筋肉を目指すのが安全で効果的です。

科学的なトレーニングを積み重ねることにより、疲れにくいしなやかな筋肉と、
引き締まった身体をボディ・メイクしてみませんか?


タグ :赤身白身

同じカテゴリー(健康づくり)の記事画像
ピラティス教室
セルフコントロール講座 参加者募集中
えびすFM
頼れるドクター2〜福岡・佐賀版〜
セルフコントロール講座
最大酸素摂取量の推定
同じカテゴリー(健康づくり)の記事
 ピラティス教室 (2014-11-08 11:28)
 セルフコントロール講座 参加者募集中 (2014-08-10 14:28)
 えびすFM (2014-05-05 14:09)
 お試し体験&説明会 (2014-04-12 11:09)
 頼れるドクター2〜福岡・佐賀版〜 (2014-03-06 15:54)
 セルフコントロール講座 (2014-02-16 16:58)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。